【京都を楽しむ自転車旅】サイクリングロードが心地よい自然豊かな西京編

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今回やってきたのは、京都市の西端に位置する西京エリア。中でも松尾・桂〜嵐山の一帯は、西山連峰と桂川に挟まれた自然豊かな立地で、歴史的な神社仏閣が多いことでも有名。各スポットで、自然に溶け込んだ開放的な雰囲気を楽しむことができます。

市内中心部から少し離れるため交通手段が限られますが、そこで活躍するのが自転車! 電車やバスを駆使するよりも早く、点在するスポットを一気に巡ることが可能です。それでは、西京を自転車で巡る旅、はじまりはじまり〜。

紹介スポットMAP 所要時間:約6時間

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※自転車を駐輪の際は、寺院・神社・施設・店舗等が案内する場所に停めていただくか、付近の有料駐輪場(https://kyoto-bicycle.com/parking)をご利用ください。近隣の方の迷惑になる場所には決して駐輪しないようにお願いします。 

嵐山から松尾・桂の方面まで「京奈和自転車道(桂川・木津川サイクリングロード」でひとっとび

自転車をレンタルするなら、JR嵯峨嵐山駅からすぐの「トロッコおじさんのレンタサイクル トロッコ嵯峨店」がおすすめ。詳細は「奥嵯峨めぐり編」で紹介しています。

今回は、嵐山を出発して南方へ向かいましょう。

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嵐山から木津の泉大橋へと続く、全長45㎞の「桂川・木津川サイクリングロード」は、自転車愛好家にも人気のコースです。このまま南に進むと、伏見・八幡、さらには木津川の中流付近までサイクリングロードは続いています。また、桂川・木津川サイクリングロードは、嵐山から和歌山港に至る、総延長約180kmの「京奈和自転車道」という広域サイクルルートの一部にもなっており、京都・奈良・和歌山を自転車で周遊することもできます。

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嵐山〜松尾・桂がこんなに近かったとは。自転車に乗ってみないとわかりませんね。

 

「梅宮大社」の広大な神苑を散策 

(レンタサイクル〜梅宮大社の移動:約3.5km/約20分)

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サイクリングロードを抜けて初めに訪れたのは、その名の通り梅の名所として知られる梅宮大社。古くから酒造の神として信仰され、立派な楼門には酒樽が奉納されています。 

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梅宮大社は、猫がたくさんいることでも有名で、境内で暮らす猫は全部で9匹。神社を訪れる際はぜひ探してみてくださいね。

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境内は自由に拝観できますが、神苑のみ別途料金が必要です。社務所でお支払いして、いざ神苑へ。

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入ってみると、その広さにびっくり。まるで植物園のように、植物の種類によってエリア分けがされています。取材時は残念ながらオフシーズンでしたので、春先の花々が美しいお写真をお借りしました。梅をはじめ、椿・八重桜・つつじ・杜若・花菖蒲・紫陽花。四季折々に、神苑の中を美しい花が彩るそうです。

梅宮大社

所要時間:45分
住所:京都市右京区梅津フケノ川町30
電話番号:075-861-2730
拝観時間:7:00〜18:00、神苑9:00〜17:00(受付終了16:30)
休観日:無休
拝観料:拝観自由 ※神苑は別途600円、小人400円要。
ホームページ:http://www.umenomiya.or.jp/
駐輪場:駐車場の空きスペースに駐輪

背後の松尾山が神々しい、お酒造りの神様「松尾大社」へ

(梅宮大社〜松尾大社の移動:約1km/約5

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梅宮大社から、桂川を渡って西へ。梅宮大社とともに「日本三大酒神神社」に数えられる松尾大社にやってきました! 

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境内でまず驚くのは、本殿の後ろにそびえる大きな松尾山。そもそも松尾大社のはじまりは、松尾山の山霊を頂上付近の磐座(いわくら)に祀ったことに由来すると伝わります。山を背負って立つような本殿は迫力があり、神威を感じさせます。市街地ではなかなか出合えない、スケールの大きな神社ですね。ちなみに本殿は、「松尾造り」という珍しい建築様式で建てられています。

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全国の酒造会社から奉納された酒樽も圧巻。さすがは「日本第一醸造神」として、全国から信仰を集めている神社です。

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お酒の資料館にも立ち寄りました。ここでは、松尾大社とお酒の関係や、伝統的な酒造りについて、興味深い展示を見学できます。中には、全国の日本酒ラベルのデザインなど変わった展示も。

新米ができる秋に松尾大社が毎年行っている「上卯祭(じょううさい)」についても詳しく知ることができました。お祭りには、全国の和洋酒、味噌、醤油、酢など、醸造業にまつわる人々が全国から集まり、醸造の成功を祈願するそうです。

松尾大社

所要時間:45分
住所:京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:075-871-5016
拝観時間:平日・土曜9:00〜16:00(日曜・祝日は~16:30)
休観日:無休
拝観料:庭園・神像館共通:500円、学生400円、子供300円
ホームページ:http://www.matsunoo.or.jp/
駐輪場:鳥居〜楼門間の空きスペースに駐輪

「トラットリア カザレッチョ」で豪華なランチセットを

(松尾大社〜トラットリア カザレッチョの移動:約300m/すぐ)

お腹がすいたので、松尾大社からすぐ近くのイタリアンへ。ランチのおすすめは、彩り豊かなパスタセット。前菜のワンプレートにはじまり、具だくさんのスープ、パン、デザート、ドリンクが楽しめる、なんとも豪華なメニューです。メインのパスタは、約30種もの中から選べます。

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オードブルだけでこの食材の数! 上品なお店の雰囲気とあいまって、フレンチのフルコースを食べているような感覚に。一つずつ丁寧に作られていることがひしひしと伝わってきました。

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人気のお店なので、予約をとるか、時間をずらしての来店がおすすめですよ。

トラットリア カザレッチョ

所要時間:60分
住所:京都市西京区松室追上ゲ町29-5
電話番号:075-381-5754
営業時間:ランチ11:30~15:00(ラストオーダー14:00)、 ディナー18:00~22:00(ラストオーダー20:30)
定休日:月曜日
駐輪場:専用駐車場の空きスペースに駐輪

地元に愛される和菓子店「松楽」の店先で一服

トラットリア カザレッチョ〜松楽の移動:約200m/すぐ) 

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食後のデザートは別腹といいますが。和の甘味を求めてやってきたのは、地域で愛される和菓子店「松楽」。まあるい「大社酒まんじゅう」が、松尾大社のお土産として人気のお店です。 

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中に入ると、ぴかぴかのショーケースに、おいしそうな和菓子が並んでいます。 

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今回おやつに購入したのは、カラフルな「栗入り京おはぎ」。つくね芋、南瓜、抹茶、紫芋、桜、さつま芋、黒ごま、紫蘇、きなこ、えんどう豆、こし餡、大納言粒餡と、味は全部で12種類! 炊きたての国産よもぎご飯で作られています。売り切れてしまうこともあるので、気になる味がある人は電話で予約しておくのが安心です。

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今日は南瓜とえんどう豆をいただきました。よもぎの風味に、濃厚な素材の味がよく合います。中にはごろりと大きな栗が入っていました! 

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ちなみに、酒樽の焼印が可愛い「酒せんべい」は1枚から販売しています。小分けに配れるので、お土産にもぴったりですね。

京菓子司 松楽

所要時間:20分
住所:京都市西京区嵐山宮ノ前町23-3
電話番号:075-871-8401
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
ホームページ:http://kyoto-shoraku.com/
駐輪場:お店の前(敷地内)

ユニークな説法が話題の「鈴虫寺」へ

(松楽〜鈴虫寺の移動:1km/約5

全国から多くの参拝者が訪れる鈴虫寺。その魅力は、何といっても軽快な語り口の「鈴虫説法」でしょう。この説法は、気兼ねなく訪れることができるお寺本来の姿を取り戻すため始まりました。

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話し手によって雰囲気はかなり変わるそうですが、この日お話していただいた副住職はかなり個性的(笑) ユニークな身振り手振りで、参加者の笑いを誘います。

説法の中で一番心に残ったのは「利他」の精神についてです。「昨日、誰かをほめましたか?」という問いかけに、自問自答。自分のことだけを考えず、一日一人でもいいので感謝と施しを。そう呼びかける副住職の言葉に、心がぽかぽかと温まり、改めて今があることへの感謝を思い出しました。 

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鈴虫寺は、年中鈴虫が鳴くお寺として知られています。説法の間も、リーンリーンという風流な音色が。これは、短い生涯に儚く散る鈴虫の姿に悟りを開いたかつての住職が、参拝の方にいつでも鈴虫の音色を届けたいと研究を重ねた賜物だそう。どこか切なく、美しい音色に、うっとり。箱に近づいてみると、鈴虫の数の多さにちょっとびっくりもしました(笑) 

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帰り際、緑の美しいお庭を散策。どこかゆったりとした気分になりますね。さぁ、次のスポットへ出発です。

華厳寺(鈴虫寺)

所要時間:60分
住所:京都市西京区松室地家町31
電話番号:075-381-3830
拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
休観日:無休
拝観料:500円、4歳〜中学生300円 ※お茶・お菓子付き。
ホームページ:https://www.suzutera.or.jp/
駐輪場:専用駐輪場あり

知るひとぞ知る隠れ名所、緑に包まれた「浄住寺」

(鈴虫寺〜浄住寺の移動:約600m/約3) 

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静かな住宅街に突然、緑のトンネルが現れました。西京エリアの中でも、紅葉の隠れた名所といわれる浄住寺です。静かな境内には木々が茂り、参道を進むたび別世界へ誘われるよう。

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参道を抜けて、本堂にお参りを。振り返ると、また美しい参道。境内は広く、まるで森林浴をするように楽しむことができます。秋には、美しい紅葉が広がるそうですよ。

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秋の紅葉の様子(写真:©️水野秀比古)

浄住寺

所要時間:30分
住所:京都市西京区山田開町9
拝観時間:9:00~16:30(16:00受付終了)
休観日:無休
拝観料:拝観自由 ※秋の特別公開期間には拝観料が必要。
駐輪場:駐車場の空きスペースに駐輪

疲れた体を癒やす嵐山の温泉「風風の湯」

(浄住寺〜風風の湯の移動:約3.5km/約20分)

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(写真:©️牛久保賢二)

び桂川・木津川サイクリングロードを通って嵐山へ。長い旅の最後の目的地、嵐山温泉へやってきました! タオルはレンタルできるので、手ぶらで訪れても大丈夫。

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内湯は嵐山の天然温泉です。泉質は弱アルカリ性で、神経痛・筋肉痛などに効果があるのだとか。サイクリングで疲れた体が、ゆっくりと温められてよい気持ち〜。休憩スペースでまったり寛いで、体力が回復してから帰路につきました。

風風の湯

所要時間:60分
住所:京都市西京区嵐山上河原町1
電話番号:075-863-1126
営業時間:12:00~22:00(21:30受付終了)
定休日:無休(臨時休館有り)
料金:1,000円(土・日曜日・祝日は1,200円)、3歳〜小学生600円、2歳以下300円
ホームページ:https://www.hotespa.net/spa/fufu/
駐輪場:専用駐輪場あり

監修:有限会社 京都サイクリングツアープロジェクト

この記事を書いた人:山下 まり子(やました まりこ)


山下 まり子(やました まりこ)


京都に憧れて、大学から上洛した編集ライター。京都で取材をする度に「京都に来れてよかった〜」と喜びを噛みしめている。得意分野は人物インタビュー。お店取材でもついついオーナーさんに深い話を伺いがち。




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