京都でレトロな銭湯体験を!【観光専門学生レポVol.10】

京都市観光協会と学校法人大和学園京都ホテル観光ブライダル専門学校がコラボ、学生ならではの目線で京都の奥深い魅力を紹介します!

京都市内にはたくさんの銭湯があることはご存じでしょうか。中には戦前からの建物もあり、地元の人から愛され続けている銭湯の魅力に迫りました。京都ホテル観光ブライダル専門学校旅行学科の銭湯好き、渡邊と山口で京都市内のおすすめレトロな銭湯を3つ、ご紹介致します。

源湯(みなもとゆ/通称:げんゆ)

源湯

源湯はJR嵯峨野線の円町駅から徒歩10分程の場所にあります。こちらは、銭湯だけでなく、お風呂上りにほっと一息つける「ととのいスペース」という場所があります。ここに置かれている「感想ノート」に、訪れた方が思い思いのコメントを残していっているのが印象的でした。また、番台横にはさまざまなオリジナルグッズが販売されていて、若者が楽しめる工夫がされています。

番台さんや店長さんも30代ととても若く、銭湯に馴染みのない方も大変親しみやすい銭湯で、番台さんもお客様とのコミュニケーションを楽しみにされているので、訪れた際はぜひ、お話してみてはいかがでしょうか。お湯の沸かし方も灯油や重油などを使うのではなく、地下水を引いて薪を燃やして沸かすという昔ながらのスタイルを守っています。

源湯(ととのいスペース)

入浴後は、どこか懐かしい雰囲気のある「ととのいスペース」で地域の方と交流など楽しめるかもしれません。新しい京都観光のスポットとしておすすめです。

源湯(みなもとゆ/通称:げんゆ)
営業時間:14:00~25:00
定休日:火曜日
公式SNS:https://twitter.com/minamotoyu_kt

★ぷらす情報
京都が舞台の映画「四畳半タイムマシンブルース」のロケ地にもなっています
https://ja.kyoto.travel/tourism/article/asakanko-yorukanko/post/single.php?id=322

日の出湯

日の出湯

日の出湯は東寺の近くの細い路地を入ったところにあります。昭和17年(1942)より営業している昭和レトロな木造の建物で、圧倒的な存在感があります。脱衣所の建物は昭和3年(1928)に建てられ、京都市文化市民局「京都を彩る建物や庭園」に選定されています

館内は、昔ながらの木造のロッカーやマッサージチェアが現役で活躍していて、懐かしい景色が広がっています。浴場にも今では珍しい電気風呂が設置されています。

日の出湯

湯沸かしには再生重油を使用するなどエコな活動にも取り組まれています。季節に合わせて菖蒲湯(しょうぶゆ)やゆず湯などが実施され、お風呂にまつわる風習を楽しめるほか、夏には脱衣所に氷の塊の中に造花を入れた「氷柱」が設置され、とても美しく目でも涼を感じられます。また、春と秋には、映画「マザーウォーター」のロケ地になったことから、実際にドラマで使用された暖簾がかけられています。Instagramで随時投稿されているので、ぜひチェックしてみてください。昭和にタイムスリップしたような雰囲気を味わいながらリフレッシュしてみませんか。

日の出湯
営業時間:16:00~23:00
定休日:毎週木曜日
公式HP:http://www.eonet.ne.jp/~hinodeyu/

公式SNS:https://www.instagram.com/2626hinodeyu/

サウナの梅湯

サウナの梅湯

京阪・清水五条駅を下がった高瀬川沿いにあるこちらの銭湯は「サウナの梅湯」という大きな看板が目印です。銭湯では珍しく、土、日曜日は早朝6時から朝風呂を楽しめるのが特徴の一つです。

店内にはオリジナルグッズや懐かしさを感じる瓶ジュースのほか、京都の大原でとれた新鮮な野菜なども販売されています。スタッフの手書きで作成された「梅湯新聞」が浴場のいたるところに掲示されていて、梅湯の魅力だけではなく、スタッフのこぼれ話などが書かれていて、湯船につかりながら読むこともできます。

サウナの梅湯

館内はいい意味で「ごちゃごちゃ」を目指しているそうで、銭湯というのはただお風呂に行くだけではなく、コミュニケーションの場にもなっているのだと感じました。地下水を薪で沸かしているお湯は、やわらかく温かく感じられ、とても気持ちよく入浴できます。

サウナの梅湯
営業時間:14:00~26:00(土日朝風呂6:00~12:00)
定休日:木曜日
公式SNS:https://twitter.com/umeyu_rakuen

 

銭湯は地域に密着しる地元住民に愛されている場所であると同時に、観光客も利用する交流の場にもなるスポットです。銭湯に入ることで地元の生活を垣間見ることができます。いつもとはひと味違った体験ができる「京都の銭湯めぐり」をぜひお試しください。忘れられない思い出になること間違いなしです。

記事を書いた人:学校法人大和学園 京都ホテル観光ブライダル専門学校旅行学科2年生

学校法人大和学園

私たちは、京都で唯一の「ホテル・観光・ブライダル」の専門学校である京都ホテル観光ブライダル専門学校旅行学科の学生です。旅行や観光などについて学び、学生自身が旅行企画から販売、添乗を行う旅行会社「KYOKANトラベル」を運営しています。日々、インスタグラムやブログにて観光情報を発信中です

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