※「京都一周トレイル」®は京都一周トレイル会の商標登録です。ご利用される前には事前にご連絡をお願いします。
京都一周トレイルの北山東部コースは、比叡の山頂から大原を経て鞍馬、二ノ瀬をつなぐ全長約17.9kmのトレイルです。今回紹介するのは、このうちの後半の区間。大原から鞍馬までの約6.1kmの行程に、周辺の里歩きをプラスしました。京都北山らしく、山中のトレイルは深い杉木立が続きます。江文峠と薬王坂のふたつの峠越えで歩く醍醐味を味わいつつも、三千院に静原神社、鞍馬寺と古刹巡りもしっかりと組み込みました。
今回、このルートを案内してくれるのは大原在住のカメラマン・梶山 正さん。ヒマラヤにもアンデスにも足跡を残す正真正銘のクライマーであり、大原を拠点に取材、執筆活動を続ける文化人です。梶山さんのファインダーから見える大原、そして鞍馬をお楽しみください。
※京都一周トレイルコース全体図はこちら。
ルートと所要時間
【ルート】大原〜鞍馬/所要時間:約2時間35分(約6.1km)
- 1.里歩きのはじめに大原伝統のしば漬を堪能
- 2.大原の名刹、三千院で極楽の世界へ
- 3.地元の人に愛されるドレッシングを買いに
- 4.トレイル歩きの前には、地元野菜を使ったランチを
- 5.杉木立を抜けて洛北の里と里を結ぶ道/約50分
- 6.ひっそりと悠久のときを刻む静原神社/約15分
- 7.静原の自然を感じつつ、薬王坂を越えて鞍馬へ/約1時間30分
- 8.門前町を歩き、鞍馬寺を参詣
- 9.鞍馬の町で腹ごしらえとおみやげを購入
- 10.くらまの湯で締めくくり!
※所要時間(距離)は目安です。観光・散策時間(距離)は含まれていません。
※本記事は9月に取材しています。日没を考えて、余裕をもったスケジュールを立てましょう。
※途中で体調が悪くなった場合は、無理せずエスケープ(コースから離脱)しましょう。
各コースの公式ガイドマップを、京都駅ビル2階の京都総合観光案内所(京なび)などで販売しています。
ガイドマップ販売店舗一覧:https://ja.kyoto.travel/tourism/article/trail/stores.php
この記事にも登場する「道標」の番号やトレイルのみどころなどを掲載した、トレイル歩行時必携の公式ガイドマップです。
トレイルを歩く前にはぜひご購入ください!
※ガイドマップの売上は、コースの維持補修費用に充当しています。
京都一周トレイルコースの詳しい情報は、京都一周トレイルサイトへ。
1.里歩きのはじめに大原伝統のしば漬を堪能
京都バス「大原」バス停~志ば久
道標:コース外のため道標なし
今回はトレイルに入る前に、自然も歴史もぎっしりと詰まった大原での里歩きを楽しみます。大原といえば、赤紫蘇の里。その昔、古刹・寂光院に閉居した建礼門院が赤紫蘇を用いて保存食をつくったのが始まりともいわれており、大原と赤紫蘇は切っても切れない深い関係があるのです。
この赤紫蘇の畑は“しば漬”の名店「志ば久」の自家農園。古くから伝わる種を絶えることなく育て、今なお大原の赤紫蘇を守り続けています。
「志ば久」は、京都バス「大原」バス停から三千院までの門前道ともいえる大原女の小径(おはらめのこみち)の中ほどにあります。店名にある“志”は「おもてなしの心を忘れることなく、多くの人たちに食べてもらいたい」という先代の“こころざし”を表したもので、志ば久では“しば漬”のことをあえて“志ば漬”と言っています。ここの代表は大の山好き。大原界隈の山を守る活動を続け、梶山さんのお友だちでもあります。
志ば久の蔵で使われている漬物石は、京都市内を走っていた市電の敷石を再利用しているとか。桶ひとつひとつにぎっしりと志ば漬が詰め込まれています。“志ば漬”とは、ナスと赤紫蘇に塩を振って樽の中で熟成させ、乳酸発酵を促してつくっていくそうで、見学した蔵には、たしかに発酵したやや酸っぱいような匂いが満ちていました。
2.大原の名刹、三千院で極楽の世界へ
志ば久〜三千院
道標:コース外のため道標なし
志ば久で大原伝統の味を堪能した後、大原女の小径をそのまま登っていきます。道の右手にはさらさらと流れる小川が。大原発祥の「声明」の音律である「呂律(りょりつ)」にちなんで名づけられた呂川(りょせん)です。
三千院に到着。朝9時から参拝ができるのは、うれしいかぎり。さっそく門をくぐってみましょう!
三千院
天台宗の三門跡寺院のひとつに数えられる名刹。京都市の指定名勝にもなっている聚碧園と有清園は、どちらも杉木立や滝水の流れ、池や築山などを配置した寺院庭園。明治になって併合された往生極楽院には、国宝に指定されている阿弥陀三尊像(阿弥陀如来像、観音菩薩坐像、勢至菩薩坐像)が祀られている。
左は聚碧園の手水鉢。見ているだけで水音が聴こえてきそうです。右は有清園のわらべ地蔵(杉村孝 作)。苔むしたお地蔵様は、さほど歴史の古いものではないようですが、極楽の世界に違和感なく佇んでいました。
有清園にある池泉には、静謐のときが流れています。奥に見えているのが、国宝の三尊像が祀られている往生極楽院。見た目にはとても小さなお堂ですが、大きな像が収められています。天井の中央部分を舟底をひっくり返したように組み上げていて、ずばり「舟底型天井」といわれています。大きなものを小さく収める、いにしえからの工夫です。
三千院を出たあと、大原の里道を歩いていると、梶山さんは足元に咲く花にレンズを向けています。「これ、ゲンノショウコだよね」とさらりと名前が出てくるところはさすが。ゲンノショウコといえば古来からの薬草のひとつ。薬がすぐに効くことから「現の証拠」とも書くそうです。この薬草も大いに役立ってきたことでしょう。なんだか、平安の昔からここに生えているような気がしてなりません。
3.地元の人に愛されるドレッシングを買いに
三千院~味工房 志野
道標:コース外のため道標なし
呂川の流れを耳にしながら、大原女の小径をバス停の方へ戻ります。先ほどの志ば久を過ぎた先で、軒先に瓶を並べた店舗が見えてきます。朝一の時間帯ではまだ開いておらず、さっきは気づかなかったようです。こちら「味工房 志野」というお店で、知る人ぞ知るぽん酢とドレッシングの専門店です。
もともとは、市内にあったとんかつ屋さんがはじまりというから驚きです。大原の柚子を使ったぽん酢の販売をきっかけにドレッシングを扱うようになったそうで、すでに創業から40年! 地元の人たちに大いに愛されてきた証拠ですよね。いまでは京都はもちろん、東京のデパートでも扱われているほどの人気です。ここに並んだ商品は、スタッフ推薦、これからの鍋の季節にぴったりの3本です。
4.トレイル歩きの前には、地元野菜を使ったランチを
味工房 志野~KULM OHARA KYOTO
道標:コース外のため道標なし
気が付けばもうお昼、ランチタイムですね。志野から国道まで下り、バス停のターミナルを抜けて高野川へと続く階段を進み、川沿いの畑道まで歩きます。志野からほんの10分弱の距離にあるのが「KULM OHARA KYOTO」。2018年の秋にオープンしたというからまだ新しいお店ですが、大原でも注目度ナンバー1のクールなカフェ・レストランです。
店構えもおしゃれならランチもとびきり。手前が「大原の恵みをワンプレートに」盛り込んだランチプレートで、奥にあるのが大原サラダとパルマ産生ハムのピッツァです。ボリュームも味の満足度も抜群です。
オーナーと奥様。オーナー曰く、当初は畑の中にポツンと建つような物件を探していたのですが、この地に古い納屋を発見。これだと思って持ち主に交渉し、仲間たちと改装をしてできあがったのがいまのKULMだそうです。ちなみにKULMの語源は「くるむ」です。いろいろな思いや時間をゆったりとくるんでくれる、にちがいありません。
5.杉木立を抜けて洛北の里と里を結ぶ道
大原戸寺町~江文峠
所要時間:約50分
道標:北山24〜北山33
戸寺バス停のすぐ脇の小道に入ると、右手に京都一周トレイルの道標「北山24」が。ここから27番までは、大原の里の一部でもある井出町の住宅街を抜けていきます。27番から先は一本道となり、そのまま江文神社への参道にもなっています。
登山家でもある梶山さんは、この道を通って江文神社の先にある金比羅山の岩場へとよく通っていたそうです。「最近はあまり行かなくなったけどね……」と言いながらカメラを向けたのは、道端に繁茂するイタドリの花。じつはこの花も薬草で、イタドリは「痛み取り」から来ている名前。
29番で江文神社への参道と道を分け、いよいよ本格的なトレイルへと足を踏み入れて行きます。20分も歩けば、江文峠に到着です。江文峠には山上の琴平新宮へと続く山道があり、大きな鳥居も見えています。参道は金毘羅山への登山道で、山頂は琴平新宮の先にあります。
江文峠から比較的に明るい木立のトレイルをゆるやかに下って行くと、道標32番の先に小さなトンネルが出てきます。京都一周トレイルの正しい道はこのトンネルの中。10mほどの短いトンネルで向こう側も見えているので、ライトなどは必要ありません。左手の道に登って行くと車道に出てしまうので、おまちがえのないよう。
6.ひっそりと悠久のときを刻む静原神社
江文峠~静原神社
所要時間:約15分
道標:北山33〜北山35-2
トンネルを抜けてしばらく進むと、静原の里に到着です。のんびりとした人里をゆっくりと進んでいくと、遠くに山の稜線が見えてきました。そこを越えれば、鞍馬の谷へ。とはいえ、ここはまだ静原の里。静原神社という大きな見どころが控えています。鞍馬はその先、もうひと踏ん張りです。
道標35-2の先、すぐの右手に鎮座するのが静原神社です。鳥居も杉の御神木もとても重厚な雰囲気をつくり出し、静原の盟主というにふさわしいたたずまいです。静原というだけに、ここは本当に静かな里です。
社の重厚なたたずまいもいいのですが、気になるのは入り口の大鳥居を覆うようにあるもみじの巨木。これが錦繍に色づいたころに、ぜひとも再訪してみたいものです。
静原神社
創建は322年の成務(せいむ)天皇の世代ともいわれている。古来、本社には伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、奥御前に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀り、そのために「二宮社」とも呼ばれているという。
7.静原の自然を感じつつ、薬王坂を越えて鞍馬へ
静原神社~鞍馬寺門前
所要時間:約1時間30分
道標:北山35-2〜北山43
静原神社から先は、静原の町にある細い小道を歩きます。黒い屋根瓦の家々が印象的に建ち並ぶ山里で、大原ともまたちがった雰囲気のある集落です。道端に生えている草をよく見てみると、なんと赤紫蘇でした。自然と運ばれてきた種がここで発芽したのでしょう。「雑草」までも、なんとも京都らしい。
梶山さんのファインダーにはやはり自然が色濃く写し出されます。静原の町中で見つけた栗はなんと手のひらサイズの巨大いがぐり。そして、朱色が目に眩しいのは百日紅。サルスベリの花です。
急登、急登、急登。薬王坂への登りは、とんでもなく急な坂道が続きます。峠を乗り越え、鞍馬の谷底のすぐ近くまで降りてくると、こんな場所に到達します。積まれている石段がかなり味のあるもので、ともするとその昔からある石段なのかな、なんて想像してしまいます。鞍馬から静原を抜けて大原へと向かうこの道は、平家物語でも有名な、後白河法皇が寂光院の建礼門院を訪ねた際にも通った道ともいわれているだけに、そんな思いにとらわれたのかもしれません。
8.門前町を歩き、鞍馬寺を参詣
鞍馬寺門前~鞍馬寺
道標:コース外のため道標なし
大原から鞍馬まで6.1km。KULMでランチを食べてからのトレイル歩きだったので、時間はすでに15時をまわっています。門が閉まってしまう前に、まずは鞍馬寺へ参詣しましょう。道標43から門前まではほんの5分ほど。長い石段を登れば、山門の扁額には鞍馬寺の文字。いざ、天狗の峰へ。清少納言が枕草子のなかで「近うて遠きもの、くらまのつづらをりといふ道」 と綴ったことで有名な九十九折の参道があります。でも、「牛若號Ⅳ」と名付けられたケーブルカーに乗れば、山上の多宝塔駅まではあっという間の2分です。
ケーブルカーを降りると目の前に現れるのが多宝塔。千手観世音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊の尊天が祀られているそうです。「鞍馬にはよく来たけれど、この多宝塔を見たのははじめてかも」と梶山さん。いつもはケーブルカーは使わずに九十九折を歩いて登っているので、尾根のちがうこちらまでは足を延ばしたことがなかった様子。
鞍馬寺
鞍馬弘教総本山。宝亀元年(770年)鑑真和上の高弟鑑禎上人が毘沙門天を本尊として奉安したのが起こりとされている。本殿金堂には、千手観音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊の尊天が祀られている。境内のさらに奥、奥の院へと続く途中にある「鞍馬山霊宝殿」の1階は自然科学博物苑展示室、2階は寺宝展観室と與謝野記念室、3階は仏像奉安室がある。
本殿金堂前の広場から山並みを仰ぎ見れば、比叡山が真正面の一番奥に見えていました。山頂に立ち並ぶ鉄塔も分かります。思えば、京都一周トレイルは、あの山頂を踏んで稜線をぐるりとまわり、この鞍馬までも繋がっているのです。こうやって眺めてみれば、京都はやはり山深い。
本殿から来た道をたどって石段を降りると、すぐ左手に洗心亭という鞍馬寺の売店があります。「濃厚抹茶 鞍馬山モナカ アイス」という看板に惹かれて思わず、ひと休み。京都の宇治抹茶が本当に「濃厚に」味わえるおすすめの最中です。
9.鞍馬の町で腹ごしらえとおみやげを購入
鞍馬寺〜鞍馬寺門前
道標:コース外のため道標なし
歩き続けてお腹も空いてきたので、山門まで戻って鞍馬の町で何か食べたいと探していると、心天狗(こてんぐ)というそば屋さんを発見。
スペシャルにおいしい「心天狗蕎麦スペシャル」でした。大皿に盛られた冷たいそばに海老に野菜の天ぷら、青ネギにおろしと王道のお蕎麦セット、最高です。ちなみに、写真にあるおにぎりは追加でお願いした「ちりめん」にぎり。ほかにもかつお、木の芽、梅、葉とうがらしと味も選べます。お弁当としてテイクアウトもできるので、鞍馬散策にはぴったりですね。
「じつはこの辺に山の友だちが居てね……」と、梶山さんが入って行ったのは、心天狗のすぐ目の前にある木の芽煮のお店、「岸本柳蔵商店」。ご主人の岸本功さんは、まさに梶山さんの山仲間で、山スキーを履いて何度かいっしょに春山にも登っているようです。何年ぶりかの再会だというので、話が盛り上がっています。
京都鞍馬の木の芽煮といえば、これ。山椒と昆布を煮込んでつくった保存食です。その昔から鞍馬寺でも食べられていたようです。木の芽煮ももちろんですが、ご主人の今の一推しは山椒がぴりりと効いた「鞍馬山らーめん」! 店内で食べられます!!
10.くらまの湯で締めくくり!
鞍馬寺門前〜くらま温泉
道標:コース外のため道標なし
いよいよ旅もクライマックスに。最後は鞍馬の温泉で汗を流して帰ろうかということで、「くらま温泉」に向かいます。くらま温泉があるのは、鞍馬寺の山門から鞍馬街道を北方へ25分ほど歩いた先。途中、鞍馬の昔ながらの町並みも見どころのひとつといえるでしょう。いにしえの住民たちの息遣いが聴こえてきそうな、そんな気分にさせてくれます。
くらま温泉に着きました。こちらが日帰り温泉施設となる峰麓湯です。受付は別棟の本館となるのでご注意ください。
提供:くらま温泉
男湯の露天風呂はこんな具合です。泉質は単純硫化水素泉。源泉は施設内にあり、自然湧出しているそうです。今日の洛北の旅はここで終わり。くらま温泉からは、叡山電鉄「鞍馬」駅までシャトルバスが利用できます。
今回は、三千院に静原神社、そして鞍馬寺と洛北の名立たる寺社をめぐり、北山の杉を愛で、いにしえからの峠道を越えて、くらま温泉へたどり着きました。里から里をひとつなぎに散策しながら歩くことができる北山東部コース。地域の変化を楽しみつつ、歩いてみてください。
今回登場したスポット
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間が異なる場合がございますので、事前に各スポットHPまたはお電話にてご確認をいただきますようお願いいたします。
志ば久
住所:京都市左京区大原勝林院町58
電話番号:075-744-4893
営業時間:8:30~17:30
定休日:水曜日
ホームページ:https://www.shibakyu.jp
三千院
住所:京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
営業時間:9:00~17:00(11月/8:30~17:00、12~2月/9:00~16:30)
定休日:無休
ホームページ:http://www.sanzenin.or.jp/guide/
味工房 志野(三千院参道店)
住所:京都市左京区大原勝林院町109
電話番号:075-744-2141
営業時間:9:30~17:30
定休日:無休
ホームページ:http://www.sino.co.jp/shop.htm
KULM OHARA KYOTO
住所:京都市左京区大原来迎院町117
電話番号:090-9234-0770
営業時間:11:30~16:00
定休日:不定休
ホームページ:https://kulm.kyoto
静原神社
住所:京都市左京区静市静原町215
鞍馬寺
住所:京都市左京区鞍馬本町1074
電話番号:075-741-2003
営業時間:9:00~16:15(本殿開扉)、10:00~16:00(洗心亭)/8:40(上りケーブル始発)、16:35(下りケーブル終発)
定休日:無休(霊宝殿は月曜休館、祝日の場合は翌日休館)
ホームページ:https://www.kuramadera.or.jp
和み家心天狗
住所:京都市左京区鞍馬本町246
電話番号:075-741-2257
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
ホームページ:http://nagomiyakotengu.web.fc2.com/index.html
岸本柳蔵商店
住所:京都市左京区鞍馬本町244
電話番号:075-741-2030
営業時間:9:30~17:00
定休日:不定休
くらま温泉
住所:京都市左京区鞍馬本町520
電話番号:075-741-2131
営業時間:11:00~19:00(最終受付)、 20:00(閉館)
定休日:年中無休
ホームページ:http://www.kurama-onsen.co.jp
企画編集:宮川哲(株式会社ヨンロクニ)、光川貴浩、長谷川茉由(合同会社バンクトゥ)
写真撮影:梶山正
バナー作成:金原由佳(合同会社バンクトゥ)
協力:京都一周トレイル会
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一緒にめぐった人:梶山 正(かじやま ただし)
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1959年長崎生まれのカメラマン、登山家。20-30代の頃、ヒマラヤ、パミールなど高所での登攀活動を積極的に続け、以降アンデス、ヨセミテなどにも足跡を残す。インド放浪を経て、帰国後に京都市内にてインド料理店を営んでいたことも。現在は奥様であるイギリス出身のハーブ研究家・ベニシア・スタンリー・スミスさんとともに大原在住。日本を代表する山岳写真家のひとりであり、著作も多数。『ベニシアと正、人生の秋に(風土社)』、『関西の山あるき100選(昭文社)』などのほか、山歩きの必携地図『山と高原地図(昭文社)』の「京都北山」編では調査執筆者にも名を連ねている。
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この記事を書いた人:宮川 哲(みやかわ てつ)
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アウトドアライター、編集者。山岳・アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。