近年、京都市内には数多くのホテルがオープン。個性的なところも増え、ただ宿泊するだけではもったいない、滞在時間をじっくり楽しみたくなるようなホテルがたくさんあります。観光スポットを巡るのもいいですが、ステイをゆっくり楽しむ旅スタイルも素敵ですよね。おすすめホテルで日常を忘れて、のんびり過ごしてみませんか。
1. 星野リゾートの新展開! アクティビティが充実の『OMO5京都祇園』
京都市内で、今注目を集めているホテルといえば、星野リゾートが運営する新スタイルのホテル『OMO5(おもふぁいぶ)京都祇園』です。「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションをあげる都市観光ホテル」をコンセプトに、旅先を楽しむさまざまな仕掛けが満載! その仕掛けの一部である、独自のアクティビティをご紹介します。
<1-1> 贅沢なロケーションを活かした「祇園うるわし朝まいり」
『OMO5京都祇園』の最大の魅力といえば、衹園の真ん中という贅沢すぎるロケーション。四条通沿いに立ち、目の前にはすぐ八坂神社が見えます。まるで衹園の町で暮らすように過ごすことができるのです。
この贅沢なロケーションを活かした取り組みが、「祇園うるわし朝まいり」。スタッフが「ご近所ガイドOMOレンジャー」となり、早朝の衹園を案内してくれるツアーです。開始5分前までに集合すればOK、という気軽さも魅力的ですよね。
ツアーでめぐるのは、「うるわしい」をテーマにした、美しい衹園の街並みや神社仏閣など。観光地・衹園も朝は人が少なく、普段は出会うことのできない地元の人たちの暮らしが垣間見えるそうですよ。
祇園うるわし朝まいり
料金:無料
時間:6:30~(約1時間)
※予約可・当日も空きがあれば参加可能(1階ご近所マップ前に集合)
<1-2>名店の和菓子を買って「祇園てくてく茶会」
次にご紹介するのは、「祇園てくてく茶会」です。衹園には、和菓子の名店が点在しています。せっかく京都に来たら、職人さんの技が光る美しい和菓子を味わってみたいもの。お気に入りの和菓子を購入して、ホテルでお茶会体験を楽しめるのがこちらのプラン。衹園の町をお散歩しつつ、お気に入りの和菓子を買って帰れば、お茶会体験を楽しむことができます。スタッフの方におすすめのお店を教えてもらうこともできますよ。
お抹茶道具はすべて用意されているので、自分でお抹茶を点てることができるのも魅力。自分で点てたお抹茶とともに、美しい和菓子をゆっくり味わう贅沢なひと時が過ごせます。「祇園てくてく茶会」は、宿泊者なら誰でも参加可能。お散歩中にすてきな和菓子を見つけたら、ぜひ購入して帰って、気軽にお茶会を体験してみてくださいね。
祇園てくてく茶会
料金:無料(和菓子の購入は別途)
時間:15:00~18:00
※予約不要(和菓子を購入してきたことをスタッフに伝えればOK)
<1-3>パンの香りで目覚める「おへやベーカリーセット」
最後にご紹介するのは、「おへやベーカリーセット」です。京都のグルメというと和食のイメージが強いかもしれませんが、実はパンの購入額が全国トップクラス! そんな京都にちなんだ、客室で焼き立て食パンが楽しめるプランです。
『OMO5京都祇園』の客室には、なんとホームベーカリーが備え付けてあるのです。「おへやベーカリーセット」を予約すると、小麦粉やバターなどパンの材料を届けてくれて、宿泊者は夜に材料をセットするだけ。翌朝は、焼き立て食パンの香りで目覚めることができます。
ドリップコーヒーや、抹茶スプレッド・豆乳ディップ・粒餡といった、食パンのおともも京都らしさ満点。おいしいパンとコーヒーで、お部屋でのんびり朝食時間を過ごせるのは、最高の贅沢ではないでしょうか。
おへやベーカリーセット
料金:1人1000円
※要予約(チェックイン時に申込み)
『OMO5京都祇園』では、「3密回避」「衛生管理」の2つの対策軸をかかげ、除菌清掃や検温の実施、パーテーションの設置も徹底。「心を解放して過ごせる滞在」を実現するため、各施設で徹底した対策を実施されています。
また、京都のOMOは、世界遺産・東寺ほど近くの『OMO3京都東寺』、繁華街へのアクセス便利な『OMO5京都三条』と、今回ご紹介した衹園を含む3つのホテルがあります。それぞれ違った楽しみを提供しているので、自分のお気に入りを探してみるのも楽しそうですね!
OMO5京都祇園
住所:京都市東山区四条通大和大路東入衹園町北側288
アクセス:京阪「衹園四条」駅から徒歩5分
電話:0570-073-099(OMO予約センター)
ホームページ:
2.まだまだある!ステイが楽しい京都のホテル
魅力的な京都のホテルはまだまだたくさん! 宿泊以外にも楽しみがたっぷりある、おすすめを2か所ご紹介します。
<2-1>ラウンジが素敵!大人の雰囲気漂う『ホテル ザ セレスティン京都祇園』
建仁寺や八坂の塔など、人気観光スポットのほど近くに建つ『ホテル ザ セレスティン京都祇園』。観光に便利なエリアでありながら、周辺は閑静で落ち着いた大人の雰囲気が漂います。
ホテルの中も、京都の文化や美意識を感じる大人の雰囲気。地下には開放的なロビーがあり、1階には宿泊者が自由に利用できるラウンジがあります(13:00~18:00)。こちらには、飲み物やお菓子、京都関連の書籍や雑誌などが用意されているので、旅の計画を立てたり、読書を楽しんだり、のんびり自分の時間が過ごせます。備え付けの一筆箋や折り紙で、旅の思い出をしたため、日本の文化を楽しむのも素敵ですよ。
宿泊者が無料で利用できる大浴場も、こちらの大きな魅力。大浴場は15:00~翌10:00までひと晩中利用可能(2022年2月末までは6:00~10:00、15:00~26:00)。坪庭に面した和モダンな造りが京都らしく、リラックスした時間を過ごせそうです。
タオル類・スキンケアアイテムは大浴場に設置されているので、手ぶらで利用できるのが便利です。また、混雑状況を客室のテレビ画面で周知しているので、空いているタイミングを狙って利用できるのもうれしいですね。
衹園で愛される日本料理店『八坂圓堂』によるレストランもありますよ。数寄屋造りと現代建築が融合した店内で、朝食・夕食をいただくことができます。天むすや京ばんざいなど、名店仕込みの贅沢な味わいを堪能できます。
また、レストランでは、飲食中以外のマスク着用やパーテーションの設置など、さまざまな感染症対策の取り組みを実施。ホテル全体として「衛生管理」と「3密対策」を強化し、チェックインからチェックアウトまで、基本的な対策を徹底されています。宿泊者とスタッフの安全・健康に努め、快適なホテルステイを叶えてくれます。
ホテル ザ セレスティン京都祇園
住所:京都市東山区八坂通東大路西入る小松町572
アクセス:市バス「清水道」から徒歩5分(JR・地下鉄「京都」駅から無料シャトルバスあり)
電話:075-532-3111
<2-2>パブリックスペースが充実の『梅小路ポテル京都』
京都水族館や鉄道博物館がある梅小路エリア。水族館隣りの梅小路公園内に建つ『梅小路ポテル京都』は、さまざまな新しい体験に出会えるホテルとして、注目を集めています。
こちらで最も特徴的なのが、宿泊者専用の体験スペース「あわいの間」。ここは、レコードを聴いたり、ボードゲームや読書を楽しんだり、宿泊者が思い思いの時間を過ごせる共有スペースです。提供時間に制限はありますが、アルコールやソフトドリンクなどのサービスもあるそう。また、本棚に並ぶ本は、京都の人気書店『誠光社』のブックソムリエ・堀部篤史さんがセレクトしたもの。旅先ですてきな本との出会いが待っているかもしれません。
もう一つの注目スポットは、令和の時代にあえて造ったという銭湯。「梅小路銭湯 ぽて湯」のコンセプトは、“ぽーっとできる憩いの場”。関西文化のタイル絵と関東文化の銭湯絵を眺めながら、一日の疲れをのんびり癒すことができます。
銭湯は宿泊者以外も利用可能(時間制限あり)。現在は感染症対策のため、人数を制限して営業しているので、混雑する心配はありません。また、グループホテル全体で新たな衛生基準を策定し、新しい生活様式のなかで快適に過ごせる環境作りを徹底しています。
梅小路ポテル京都
住所:京都市下京区観喜寺町15
アクセス:JR「梅小路京都西」駅から徒歩3分
電話:075-284-1100
ホームページ:https://www.potel.jp/kyoto/
魅力的なホテルがたくさんある京都。せっかく宿泊するのなら、ホテル時間をじっくり楽しむのも素敵ですよね。独自のアクティビティを楽しんだり、すてきなパブリックスペースでゆっくり過ごしたり…。お気に入りの場所を見つけて、自分だけの贅沢な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人:るるぶ編集部
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全国各地の「見る」「食べる」「遊ぶ」を徹底的にガイドした旅行情報誌『るるぶ』の編集部です。神社仏閣やグルメ、おみやげ、話題のニュースポットなど、京都のお出かけにかかせない情報を幅広く網羅。旅行者はもちろん、地元の方にも役立つ情報を日々チェック!