烏丸御池駅周辺には何があるの？駅周辺おすすめ観光スポット【観光専門学生レポvol.4】

京都市観光協会と学校法人大和学園京都ホテル観光ブライダル専門学校の学生がコラボ、学生ならではの目線で京都の奥深い魅力を紹介します！

京都観光には、市内を走るバスだけでなく、時間通りに駅に到着する地下鉄利用が大変便利です。京都市営地下鉄は、南北に走る烏丸線と東西に走る東西線がありますが、その2つの路線が交わる駅が烏丸御池（からすまおいけ）駅です。市内中心部のため、京都市内の観光にも便利な駅です。そこで今回は、烏丸御池駅周辺にある観光スポットを京都ホテル観光ブライダル専門学校の渡邊と谷がご紹介します。

京都国際マンガミュージアム

まずは、烏丸御池駅から徒歩約2分の場所にある京都国際マンガミュージアム。こちらは閉校になった京都市立龍池（たついけ）小学校校舎をほぼそのまま活用しており、昭和初期建造の建物は今も当時の面影を残しています。

元小学校の大きなグランドは人工芝になっていて、天気のよい日は外でマンガを読むこともできます。かつては「マンガ」＝頭が悪くなるというイメージを持つ人も多くいましたが、いまや日本を代表する文化の一つ。館内では、プロとして活躍しているマンガ家の方の実演を見ることができる「マンガ工房」をはじめ、どのようにマンガが作成されているのかを見て・知って・体験できるワークショップも行われています。マンガが好きな方だけでなく、お子様連れの方などにもお楽しみいただける施設です。館内にはカフェやミュージアムショップもありますので、思う存分、マンガの世界に浸ってください。

京都国際マンガミュージアム
開館時間：10：30～17：30（最終入館17：00）
休館日：毎週水曜日（休祝日の場合は翌日）、年末年始、メンテナンス期間
参考HP：https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=11&tourism_id=842

京都府京都文化博物館

次は、烏丸御池駅から徒歩約5分の場所にある京都府京都文化博物館です。こちらの博物館は本館と別館がありますが、別館は1965（昭和40）年まで日本銀行京都支店として使われており、東京駅と同じく明治期の建築家・辰野金吾設計のレンガ造りの建物で、国の重要文化財に指定されています。

100年以上前に建設された建物ですが、まさに三条通のシンボル的な存在です。外観はアニメ映画の舞台のモデルといわれており、全国から聖地巡礼として訪れる方もいるようです。
かつての金庫室は現在喫茶店になっており、入口の分厚い扉からも当時の面影を感じることができます。
本館1階には江戸時代末期の京の町家の表構えを復元した「ろうじ店舗」があり、かつての京の町並みを感じながらグルメや買物を楽しむことができます。本館は特別展示が注目されがちですが、京都の歴史・文化を総合的に紹介している総合展示もおすすめです。来訪した２月には雛人形が展示されており、季節に合わせた展示を見ることができます。約2か月毎に展示替えがあるとの事ですので、行くたびに様々な展示を楽しむことができます。京都の歴史や文化を学びにぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

京都府京都文化博物館
営業時間：総合展示　10：00～19：30（最終入場19：00）
　　　　　特別展示　10：00～18：00（最終入場17：30）
　　　　　＊金曜日は19：30まで（最終入場19：00）
休館日：毎週月曜日（祝日の場合は開館、翌日休館）、年末年始
参考HP：https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=11&tourism_id=346

紫雲山頂法寺（六角堂）

最後は、烏丸御池駅から徒歩約3分にある六角堂（ろっかくどう）です。正式名称は紫雲山頂法寺で、587年に聖徳太子が建立したといわれています。

本堂の形が六角形であることから、六角堂や六角さんと呼ばれ、市民に親しまれています。
また、六角堂の北側には、聖徳太子が身を清めたと伝わる池の跡がありますが、この池のほとりに僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれるようになったそうです。代々六角堂の住職を務める池坊は仏前に花を供える中で様々な工夫を加え、室町時代に「いけばな」成立させたことから、いけばな発祥の地としても知られています。
京都のビジネス街にある六角堂ですが、訪ねてみると、周囲と空気感が違い、ほっと一息つける、まるで京都の中庭に来たような印象を受けます。拝観時間は朝6時からなので、近くにお泊りの際は、朝の散歩がてら訪れてみるのもおすすめです。