京都市観光協会と学校法人大和学園京都ホテル観光ブライダル専門学校がコラボ。学生ならではの目線で、京都の奥深い魅力をご紹介します!
観光地として世界的に有名な京都。日中は国内外のたくさんの観光客でにぎわっています。いつも混雑しているイメージをお持ちの方が多い京都ですが、朝の時間は、比較的人が少なく、ゆったりと観光ができます。
そこで今回は、京都ホテル観光ブライダル専門学校で旅行について学んでいる松尾と武内がおすすめする早朝観光を、実際に2月末、朝6時から8時頃に撮影した写真とともにご紹介します。
世界遺産 東寺「生身供(しょうじんく)」法要
まず、おすすめしたいのが東寺です。新幹線からも見える五重塔が有名で、世界遺産でもあり、京都では外せないお寺の一つです。その東寺では、毎朝6時から「生身供」という法要が行われており、誰でも参拝することができます。6時になると、お寺の鐘が10回鳴らされます。静寂の中、響き渡るゴーンという音は、心が洗われるような感覚になります。その後、「御影堂(みえどう)」で「生身供」の法要が始まります。
「生身供」とは、弘法大師空海の住居であった御影堂で、一の膳、二の膳、お茶をお供えする法要で、読経をしながら行われます。最後には空海が持ち帰った仏舎利(釈迦の遺骨)を頭と両手に授けていただきます。読経の声、お線香の香り、だんだん夜が明けてくる様子など、五感が刺激されます。法要の時間は、1時間ほどですが、外からも様子を見ることができます。朝だけの特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。
世界遺産真言宗総本山 東寺(教王護国寺)
開門時間 午前5時~午後5時
拝観時間 金堂、講堂 午前8時~午後5時(午後4時30分 受付終了)
観智院 午前9時~午後5時(午後4時30分 受付終了)
※「生身供」の参拝希望者は、午前5時50分頃までに御影堂の唐門、または西門前へお越しください。
参考HP:https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=262
虹の苔寺!美しい日本庭園 光明院
2つ目にご紹介するのは東福寺塔頭・光明院(こうみょういん)です。「波心庭(はしんてい)」という庭が有名で、「虹の苔寺」の異名を持つお寺です。「波心庭」は作庭家の重森三玲氏の手によって作られました。作られたのは80年以上前になりますが、モダンアートのような新しさを感じます。
茶亭の窓、壁、障子は月がモチーフとなっており、波心庭から眺めることで、東の空に昇る月を愉しむ仕掛けになっているそう。朝7時ころから拝観できますので、京都の1日の始まりにいかがでしょうか。
光明院 臨済宗東福寺派 大本山東福寺塔頭
拝観時間:午前7時ごろ~日没ごろ迄(季節により変動)
HP:https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=283
朝のおすすめお散歩コース、鴨川河川敷
最後におすすめするのは、鴨川の河川敷のお散歩です。鴨川は京都市民の憩いの場でもあります。朝は、ウォーキングやジョギングをしている人もたくさんいます。旅先でも、ジョギングしたいとお考えの人には、ピッタリかもしれません。鴨川の河川敷は、よくテレビのロケの場所にも利用されています。
今回私たちは、五条大橋から御池大橋までの約2キロを散歩しました。時間にして約40分。川の流れる音を聞きながら、また、気持ちよさそうにしているカモを見ながら、気持ちの良い散歩が出来ました。今回歩いた、この五条大橋から御池大橋の区間は、5月から9月まで納涼床(のうりょうゆか)を出すお店が多く、鴨川の西側の河川敷からその様子を見ることもできます。京都らしい景色も楽しめますので、朝ちょっとしたお散歩にお出かけしてみてはいかがでしょうか。
鴨川 五条大橋~御池大橋
住所 京都市東山区宮川筋8丁目~京都市中京区上樵木町付近
今回は、京都の朝のおすすめの過ごし方をご紹介いたしました。寺社の多い京都では、朝から参拝できるところが多くあります。朝の観光は、混雑なくゆっくりと京都を楽しめます。特別な1日を過ごすためにもぜひ、早起きをして、京都観光をお楽しみください。
◆京都朝観光のススメ一覧はこちら
-
記事を書いた人:学校法人大和学園 京都ホテル観光ブライダル専門学校旅行学科2年生
-
私たちは、京都で唯一の「ホテル・観光・ブライダル」の専門学校である京都ホテル観光ブライダル専門学校旅行学科の学生です。旅行や観光などについて学び、学生自身が旅行企画から販売、添乗を行う旅行会社「KYOKANトラベル」を運営しています。日々、インスタグラムやブログにて観光情報を発信中です
京都ホテル観光ブライダル専門学校HP