京都では長い歴史と四季折々の豊かな自然の中で、格式高く洗練された京料理や暮らしの知恵が詰まったおばんざいなど、さまざまな食文化が育まれてきました。京都産の食材、技術、おもてなしの心、さらには新しい文化を取り入れる進取の精神など、その奥深さは尽きません。そんな京都の食の魅力を知り、味わい、楽しんでみませんか。
京都の伝統野菜である「堀川ごぼう」は、丸太のような見た目で、大きいものでは直径8ｃｍ、長さ80ｃｍにも達する大型のごぼうです。一般のごぼうよりも食物繊維やビタミンが豊富なうえ、繊維も柔らかく、味が芯まで沁みわたる食材で、射込み(中に別の素材を詰め込む料理)に適しているとされています。
今回は、そんな京都産食材の「堀川ごぼう」を楽しめるお店、昭和24年（1949年）創業の京料理店「照月」をご紹介します。
※時期によってメニューや食材は異なりますので、店舗にお問い合わせください。
京料理店「照月」
歴史を感じさせながらも清潔感のある店内は、少人数向きのカウンター席から、40名まで対応可能な広間まで様々な席があり、人数・用途に合わせて使い分けることが可能です。また、京都市営地下鉄北大路駅から東へ真っ直ぐ徒歩7分とアクセスも良好です。
京都産食材を使ったメニュー
それでは、京料理店「照月」でいただいた会席コースの一部をご紹介します。コースの流れは、前菜、お造り、焼物、堀川ごぼう牛射込、お月飯、進肴、御飯物となっており、数々の老舗で経験を積んだ料理長の匠の技と共に、四季折々の素材を堪能できます。
香り豊かな堀川ごぼうの中にたっぷりの京都肉を詰め込んだ贅沢な一品は、食感の違いと豊かな旨味がたまりません。
続いて登場するのが「お月飯(つきはん)」という照月の人気メニュー。「もなか」の中に旬の食材を用いて京料理をコンパクトに表現した「寿司もなか」で、味わいだけでなく、食感、見た目も楽しめる逸品です。※季節ごとの限定お月飯(テイクアウト可)もあり。
京都産の素材が盛り込まれた会席コースは、伝統的な京料理の中に新たなエッセンスが光り、心地よい驚きと共に、素材本来の味わいを心ゆくまで堪能することができました。また、気さくな4代目女将によるおもてなしが居心地も良く、普段使いでも利用したくなる一軒です。
照月
住所：京都市左京区下鴨上川原町24
電話：075-791-4131
定休日：日曜日
営業時間：12:00～14:00(L.O.13:30) 17:00～22:00(L.O.21:00)
アクセス：京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅より徒歩７分
ホームページ：https://shogetsu.kyoto/
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記事を書いた人：京都速報
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