京都・元離宮二条城の春を手のひらに。春の限定「入城記念符」誕生の舞台裏。

日本全国の神社やお寺をめぐって、美しい筆文字で書かれた「御朱印」を集めている方は多いのではないでしょうか。近年、その文化にならって誕生した、「御城印」や「御船印」など趣向を凝らしたものも登場し、新たな旅の楽しみとなっています。

世界遺産・元離宮二条城においても、来城の証である「入城記念符」が大きな注目を集めています。今回は、2026年春に登場する華やかな限定版入城記念符のご紹介とともにそこに込められた想いや制作の舞台裏をお届けします。

元離宮二条城とは…徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として1603(慶長8)年に築城したもので、江戸幕府の権威を象徴する城郭です。15代将軍・徳川慶喜が二の丸御殿で「大政奉還」の意思を表明したことで知られ、世界遺産にも登録されています。二の丸御殿に残る狩野派の障壁画や、「うぐいす張り」の廊下は見どころの一つ。広大な庭園では四季折々の景観が楽しめ、京都の歴史と美意識を体感できる城です。

元離宮二条城 入城記念符って何?

(左)通年購入可能な入城記念符 (右)過去の限定入城記念符

元離宮二条城の入城記念符には、通年で販売されるもののほか、趣向を凝らした期間限定のデザインが存在します。いずれも、あらかじめ専用の紙に用意された「書置き」スタイル。特に、四季の彩りやイベントに合わせた限定入城記念符は、その華やかさと希少性から人気を集めます。その魅力を、入城記念符の企画から販売まで一貫して携わる、二条城売店の山下さんに伺いました。

「入城記念符の魅力はこだわり抜いたデザインにあります」。
ゴージャスな金色の箔押しやジャガード織機によるレピア織のほか、二つ折りなど、素材やデザイン、型に至るまでこだわり抜いた記念符が展開されています。

レピア織の入城記念符はシリアルナンバー入りのレアな品

過去に何度かシリアルナンバー付きの入城記念符を販売した際、『1番』に来られたのが同じお客様だったことがとても嬉しかったと山下さんは振り返ります。
入城記念符には熱心なファンがおられるのですね!

「ここは国内のみならず、世界各国から多くのお客様が来られます。入城記念符を通して、ここでの素敵な思い出を持ち帰っていただきたいという想いを制作に生かしています。入城記念符が元離宮二条城に足を運ぶきっかけになると嬉しいですね」。

入城記念符制作の舞台裏を覗いてみよう

カラーやフォントなど凝ったデザイン案にため息がこぼれます

2026年春は2種類の限定版入城記念符を制作されます。ふたつの制作会社に依頼し、複数のデザインを提案いただきました。

制作会社のデザイン案の準備が整ったら、デザインのプレゼンテーションが行われます。デザイン案と素材、デザイナーさんが説明するコンセプトを丁寧に確認します。

「唐門に彫刻されている動物を描いてくださっているんですか?」
「この背景の文様は、飾り金具がモチーフですね」
「この紙は、実際に触れるとどのような質感になりますか?」
「ここには箔押し加工を施すのでしょうか?」

紙の種類や印刷技術について独学で身につけたという山下さん。的確なコメントで、記念符の解像度がグッと上がります。

入城記念符に使う紙はしっかり触って吟味します

デザインのプレゼンテーションで、デザイナーさんがおっしゃった言葉が印象的でした。
「単なる紙ではなく、旅の記憶を刻む『記念品』として持ち帰っていただくもの。だからこそ、指先に伝わる質感からも特別さを感じていただきたかったんです」。

入城記念符は美しいだけでなく、多くの人の想いが込められているんですね!

京都ファンの皆様に聞いてみよう

プレゼンテーションのあと、何度か修正を重ねデザインをブラッシュアップしていきます。

そして「二条城桜まつり2026限定版」として3点、「二条城桜デザイン限定版」として2点の計5点のデザインが出揃いました。
どれも制作陣のこだわりが詰まった力作ばかりです!

今回は、X(旧Twitter)とInstagramのアンケート機能を用いたアンケートを実施し、実際に記念符を手に取る方々の声をふまえて最終決定しました。

春の限定版入城記念符、完成!

皆さまの熱い一票により、2026年の春を彩る2種類のデザインが決定しました!

(左)「二条城桜まつり2026限定版」(右)「二条城桜デザイン限定版」

「二条城桜まつり2026限定版」は、元離宮二条城の唐門に描かれた縁起の良い動物をモチーフに、徳川家の栄華を表現されています。まるで春の青空に旭が昇っているかのような、鮮やかなオレンジとブルーのグラデーションが目を引きます。

「唐門は建物全体で描かれることが多いのですが、こうして象徴的な動物をクローズアップする意匠は、お客様に大変喜ばれると思います。海外の方々にも支持されそうですね」と山下さん。

「二条城桜デザイン限定版」は、パチカという起毛感のある柔らかな特殊紙を使用。下に重ねたピンクの紙が透けて桜色に見える、繊細なデザイン。素材を重ねることで生まれる立体感は、視覚的な美しさだけでなく、「触れて楽しむ」という記念符として新たな体験をもたらします。

心躍る華やかな色彩と、手触りから春を感じるような繊細な仕立て。どちらも春に胸を膨らませる素敵な入城記念符です!

【2026年春の限定版入城記念符】

二条城桜デザイン限定版
販売枚数:5000枚
価格:600円(税込)

二条城桜まつり2026限定版
販売枚数:7000枚
価格:600円(税込)

販売期間
令和8年3月19日~売り切れ次第終了

二条城売店におこしやす

元離宮二条城大休憩所内にある京都市観光協会 二条城売店

限定版入城記念符は、元離宮二条城内の大休憩所の中にある「京都市観光協会 二条城売店」にて3月19日から販売いたします。売り切れ次第終了ですのでお早めにお求めください。

売店では入城記念符のほかにも、「京都・二条城コレクションカード」や「殿様珈琲・殿様煎茶」、「着物しょこら」など、元離宮二条城ならではの商品が数多く並びます。観光の思い出として、また大切な方へのお土産としてぜひお買い求めください。

元離宮二条城の建造物をカードにした「京都・二条城コレクションカード」東大手門、東南隅櫓、唐門、二の丸御殿、本丸御殿の全5種

(上)ブラジルの希少品種アマレロブルボンをベースにコロンビア・ホンジュラスの豆をブレンドしたフルシティローストで、苦みの中にコクを際立たせた仕上がりの「殿様珈琲」 (下)京都府産宇治茶、かぶせ茶を使用し、玉露のようなまろやかな甘みと、煎茶らしい爽やかな風味を併せ持つ「殿様煎茶」

ホワイトチョコレートを練り込んだほろりとした食感の焼菓子に、鮮やかな色柄の着物をプリントした「着物しょこら」。元離宮二条城の唐門や障壁画に描かれた動物たちがデザインされたオリジナルパッケージです

二条城桜まつり2026 開催!

2026年3月19日(木)~4月19日(日)まで、「二条城桜まつり2026」が開かれます。

城内には、早咲きから遅咲きまで、約50品種300本の桜があり、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、シダレザクラ、サトザクラと、約一ヶ月もの間様々な桜を楽しむことができますよ。

桜まつりでは城内を巡るスタンプラリーや京都の老舗が集う「京の名産品展」、雅楽の演奏などの寛永文化ゆかりのイベントなどが行われます。夜間はライトアップイベント「二条城 2026 SAKURA NIGHTS」が開催され、二の丸御殿の夜間特別観覧、イマーシブシアター「城劇(しろげき)」のほか、桜のライトアップやプロジェクションマッピングも楽しめます。

元離宮二条城で春の訪れを感じてはいかがでしょうか?
ぜひ二条城売店にもお立ち寄りいただき、春の思い出として限定版入城記念符をお求めください。

【開催概要】

期間:2026年3月19日(木)~4月19日(日)
時間:〈通常観覧〉午前8時45分~午後4時(午後5時閉城)
   〈ライトアップ〉午後6時~午後9時(午後10時閉城)
   ※ライトアップの観覧ルート・エリアは昼間とは異なります。

元離宮二条城
https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/

二条城桜まつり2026
https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/event/sakura2026/

記事を書いた人:Kyoto Love.Kyoto

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