舌を唸らせる絶品グルメがそろい踏みの古都・京都。「足を運びたいけど、なかなか行けない…」「週末のご褒美に京都の味を堪能したい! 」という人のために、今回は京都を楽しめる「取り寄せグルメ」をご紹介。
ごはんのお供に、昔から地元で愛される名物グルメ、食後にぴったりなスイーツ…京都を熟知したライターが太鼓判を押す間違いなしのグルメを取り寄せて、旅行気分を味わってみては。
- 1.甘辛いだしがクセになる「総本家にしんそば 松葉 本店」のにしんそば
- 2.味わい深い伝統の味「京つけもの西利」の漬物
- 3.地元民熱愛! 肉感たっぷり 「マルシン飯店」のマルシン熟成豚肉餃子
- 4.料亭の味を家庭でも「紫野和久傳 堺町店」のちりめん山椒とれんこん菓子西湖(せいこ)
- 5.ラム酒が香る名物ケーキをお取り寄せ「京都北山 マールブランシュ」のクールバトン モンブラン
1.甘辛いだしがクセになる「総本家にしんそば 松葉 本店」のにしんそば
まずご紹介するのは、人気観光地の祇園にある「総本家にしんそば 松葉 本店」。創業150年を超えるこちらは、店名でも分かるように「にしんそば」の名店。今や京都のテッパングルメとなったにしんそばは、このお店から生まれたといわれています。
甘辛い継ぎ足しの煮汁で2~3日かけて炊き上げたにしんの大きさは、なんと約20㎝! どんぶりいっぱいに横たわるにしんは、一口食べると口いっぱいに優しい旨みが広がります。
海のない京都では、古くから重要なタンパク質として親しまれてきたにしん。このにしんそばは、松葉2代目が栄養バランスのとれた食事をとってほしいという思いから、そばと組み合わせて発案したのだとか。取り寄せのそばセット(千鳥)2,419円には、にしんの棒煮が3本、そば2人前が2つ、めん汁1人前が4つ入っています。なかなか京都には行けないけど、京の味が楽しみたい! という夜にぴったりの一品です。にしんの旨みが溶け出した味わい深い汁は、つい最後まで飲み干してしまうかも!?
総本家にしんそば 松葉 本店
住所:京都市東山区四条大橋東入ル川端町192
アクセス:京阪本線「祇園四条」駅からすぐ
電話:075-561-1451
2.味わい深い伝統の味「京つけもの西利」の漬物
京都といったら“漬物”もかかせません。「京つけもの西利」は、昭和15年(1940年)に創業した、京都を代表する漬物店。創業以来、体に優しく、日本の風土に寄り添う漬物づくりをしてきました。現在も伝統と職人の技を受け継ぎつつ、漬物の魅力を発信し続けています。
野菜本来の味を生かし、低塩、西利独自の漬床であっさり漬け込んだ「あっさり漬」は、西利のロングセラー商品。なかでも、京のあっさり漬大根594円は、みずみずしく、自然の恵みをそのまま味わっているような旨みが特徴です。
冬にぜひとも取り寄せたいのが、京都の伝統野菜「聖護院かぶら」を贅沢に使った千枚漬692円。専用のかんなで薄く削ったかぶらを、手間ひまかけて丁寧に付け込むのが美味しさの秘密だそう。
きめ細やかな食感と上品な味わいは、綿々と受け継がれる技術と漬物への思いによるもの。京都の冬の風物詩も、ぜひご賞味あれ。
西利 本店
住所:京都市下京区西中筋通七条上る菱屋町150-1
アクセス:JR東海道本線「京都」駅から徒歩10分
電話:075-361-8181
ホームページ:https://www.nishiri.co.jp/
3.地元民熱愛! 肉感たっぷり 「マルシン飯店」のマルシン熟成豚肉餃子
続いては、ディープな店構えの「マルシン飯店」から。町中華の定番として、昼夜問わず多くの客で賑わうこちらの中華料理店。この店の代名詞というべきメニューが手作りの生餃子です。
店舗の隣にあるマルシン飯店生餃子直売店でも販売されているこの餃子。特注の皮でたっぷりの野菜と豚肉を包んでおり、噛んだ瞬間、口の中が肉汁でいっぱいに!
生餃子の一歩先のおいしさをいくのが、厳選熟成豚を使ったマルシン飯店熟成豚肉生餃子1箱(20個入)1,580円。京都の有名料理店がこぞって仕入れている伏見の熟成精肉店「京中」の熟成豚肉を贅沢に使用しており、濃厚な旨みと香りが口中に広がります。
まずは定番の焼きでジューシーさを、そして揚げるとサクフワ食感を、さらに茹でるともちっとツルツル食感を楽しめます。風味をプラスするニンニクは、青森県産を使用。翌日に臭いが残りにくいのもうれしいですね!
マルシン飯店
住所:京都市東山区東大路三条下ル南西海子町431-3
アクセス:地下鉄東西線「東山」駅からすぐ
電話:075- 561-4825
ホームページ:https://marushinhanten.com/
4.料亭の味を家庭でも「紫野和久傳 堺町店」のちりめん山椒とれんこん菓子西湖(せいこ)
京都の料亭の味を家庭で楽しめるお取り寄せも見逃せません。京丹後の料理旅館を礎に創業約150年の「和久傳」が手掛ける、おもたせ専門店「紫野和久傳」。
四季折々の京の炊きものや惣菜、菓子、鍋のセットなど、ちょっとした贈り物から、大切な人へのお祝いの品など、さまざまなシーンで使える逸品が揃っています。
今回はその中から、ご飯のおともにぴったりな和煮 ちりめん山椒35g入り864円をご紹介。粒ぞろいの小さなちりめんは、上品な薄味で山椒が爽やかにふわっと香ります。
薄味でも長い期間おいしくいただけるように、熟練の技によって絶妙な火加減で炊くのがコツだそう。サラダのトッピングや、シンプルなパスタに和えていただくのもおすすめですよ。
ちりめん山椒とセットで取り寄せたいのが、「紫野和久傳」を代表する菓子。れんこん菓子 西湖(せいこ) 5本入り1,836円は、れんこんのでんぷん質である“蓮粉”で作られた生菓子です。
蓮粉で和三盆糖と和三盆糖蜜を練り上げたものを笹の葉で包み、お料理の締めくくりに出していたのが西湖の始まり。1個入りの個包装なので、お好きな本数での詰め合わせも可能です。美しい見た目で、自宅でも贅沢な気分が味わえそうですね。
紫野和久傳 堺町店
住所:京都市中京区堺町通御池下ル丸木材木町679
アクセス:地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅から徒歩5分
電話:075-223-3600
ホームページ:https://www.wakuden.jp/
5.ラム酒が香る名物ケーキをお取り寄せ「京都北山 マールブランシュ」のクールバトン モンブラン
最後にご紹介するのは、“茶の菓”で有名な洋菓子店「京都北山 マールブランシュ」。お濃茶を使ったラングドシャ・茶の菓は、その手軽さとおいしさで京都を代表するお土産のひとつですが、京都人の間でマールブランシュといえばなんといっても“モンブラン”。ラム酒が香るちょっぴり大人な味わいのモンブランは、食べる者を魅了して止みません。
そんな、マールブランシュの原点でもあるモンブランが自宅でも気軽に食べられるように! 冷凍された状態で送られてくるクールバトン モンブラン1本2,916円(送料別)。
おいしく食べるコツは、冷蔵庫から出してすぐに食べること。また、切り分けたあと数分時間を置くのもおすすめです。すると、中に入っているムースグラッセが半解凍状態になり、ふんわり軽い食感に。
周りをコーティングするラム酒の効いたマロンクリームに、底に敷かれたクルミ入りのサクサク生地と、さまざまな食感や味わいを楽しめるスイーツです。
マールブランシュ 京都北山本店
住所:京都市北区北山通植物園北山門前
アクセス:地下鉄烏丸線「北山」駅から徒歩3分
電話:075-722-3399
今こそ取り寄せたい京都グルメ5選をご紹介しました。今回紹介したグルメのほかにも、自宅で楽しめる取り寄せグルメはたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
いまや足を運ばずとも、手軽にご当地グルメを食べられる時代。バラエティー豊かな絶品グルメを取り寄せて、旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。
※掲載している価格は2021年2月時点の税込価格です。
取材・編集:JTBパブリッシング
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この記事を書いた人:るるぶ編集部
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全国各地の「見る」「食べる」「遊ぶ」を徹底的にガイドした旅行情報誌『るるぶ』の編集部です。神社仏閣やグルメ、おみやげ、話題のニュースポットなど、京都のお出かけにかかせない情報を幅広く網羅。旅行者はもちろん、地元の方にも役立つ情報を日々チェック!